地震活動、活発な状態が続いている~気象庁
熊本県などで一連の地震活動が始まってから1週間になる21日、気象庁は「地震活動は増減を繰り返しながら活発な状態が続いている」として、引き続き、突然の激しい揺れに警戒するよう呼びかけている。
14日午後9時26分に熊本地方で震度7を観測する地震が起きて以降、熊本県と大分県では21日午後3時までに体に感じる地震が767回観測され、震度5弱以上の地震はこれまでに17回発生している。
気象庁は、「地震活動は増減を繰り返しながら活発な状態が続いていて、地震活動が収まる兆候はまだ見られない」としていて、引き続き、突然の激しい揺れに警戒するよう呼びかけている。熊本県にある阿蘇山の火山活動については現在までに特段の変化は見られていないという。
また、気象庁は、地震活動が活発な領域が大分県から熊本地方の南西部にまで広がっていることについて、「非常に広い範囲で地震活動が活発なまま」という認識を示した上で、今後、活発な領域がさらに広がっていくかどうかについては「予測は非常に難しい」として、監視を続けている。