牛や馬の放牧地で地震の被害調査 阿蘇市

熊本県阿蘇市の牛や馬の放牧地で、12日、県と阿蘇市が地震の被害調査を行った。
一連の地震では、阿蘇市内に60ある草原の管理を行う牧野組合のうち、40の組合の放牧地で被害がでている。
このうち阿蘇中岳の中腹一帯に放牧地がある黒川牧野組合でも、先月16日の本震で斜面や道路の崩落などの大きな被害がでた。12日は、阿蘇市の担当者や組合員など6人が放牧地の被害状況を調査した。地震前から放牧されていた200頭余りの牛馬のうち、現在、牛2頭が行方不明になっているという。
被害が甚大なことから、組合では、近く阿蘇市を通じて県や国に要望を行うことにしている。