工事データ改ざん 福岡、松山空港でも
東亜建設工業が羽田空港の滑走路の工事でデータの改ざんをし虚偽の報告を行っていた問題で、福岡空港と松山空港でも同じような不正が行われていたことがわかった。
東亜建設工業は、羽田空港の地盤改良工事において、地中に液状化を防ぐ薬液を適切に注入せず、国に虚偽の報告を行っていたが、福岡空港と松山空港でも同じような不正を行っていたことが明らかになった。
滑走路面などが、ひび割れや隆起などをしたため、薬液を計画量の38%から52%しか注入せず、国土交通省に対しても、計画通りの工事が行われたように装うためデータを改ざんして虚偽の報告を行っていた。
東亜建設工業は今後、国が発注した同じような地盤改良工事にも、不正がないか調べるとしている。