熊本地震で大きな被害を受け、新たな外来の受け付けを中止していた熊本市民病院は１８日、ほとんどの診療科で新規の外来受け付けを再開した。

　熊本市民病院は、先月１６日の「本震」で大きな被害を受け、一時は全ての診療を中止していた。先月末からは、比較的損傷の少ない新館で再診の外来や処方せんの発行などの一部の診療を再開したが、放射線を使ったＣＴ検査ができないため、新規の外来患者は受け付けていなかった。

　１８日、新規外来の受け付けが再開したのは精神科、リウマチ科、産婦人科を除く３１の診療科。受付は午前８時半から午前１１時まで、診療は午後４時まで行われている。

　熊本市民病院では入院患者は他の医療機関に全て転院させていて、入院の受け付けは今月末の建物の調査を経て検討することにしている。