三菱自動車の燃費偽装問題を受け、国土交通省は、メーカーの燃費データを測定する試験に、抜き打ちで立ち会い検査を行う方針を固めた。

　三菱自動車の燃費偽装問題を受け、国土交通省は、メーカーから提出される燃費データの検査方法など、不正防止策を検討している。２５日に行われた会合では、三菱自動車が法令で定めた試験方法で燃費データを測定していなかったことなどから、メーカーが行う試験に国が抜き打ちで立ち会い、データが正しく取れているかを検査する方針が固まったという。

　今後、検査の具体的な運用方法を決めるとともに、車が保安基準に適合しているかなどの審査を強化することも検討する方針。