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オバマ大統領スピーチ 被爆者は…

2016年5月28日 1:32
オバマ大統領スピーチ 被爆者は…

 アメリカのオバマ大統領が27日夕方、被爆地・広島を訪れ、スピーチを行った。被爆して左目を失う大ケガをした寺前妙子さん(85)に話を聞く。

 Q:夕方のスピーチの中で、オバマ大統領は「今、広島の子どもたちは平和な毎日を送っている。これを世界の全ての子どもに広げることが必要だ」と語った。どのように感じた?

 寺前妙子さん「確かにそうだと思います。原爆で亡くなった友達、中学校、女学校の1、2年生たちが、この広島で、一瞬にして倒れていきました。そのことを思うと、現在の子どもたちは、2度とあのような、犠牲になるようなことがあったら絶対にいけないと思っています」

 Q:オバマ大統領は原爆資料館を10分間訪れたが。

 寺前妙子さん「ちょっと残念に思います。もうちょっと時間を割いていただいて、原爆の実相をしっかりと見届けてアメリカに帰り、世界中に発表してもらいたかった」

 Q:オバマ大統領が被爆者と直接ふれあうという場面もあった。

 寺前妙子さん「本当になごやかな、ほほえましい姿を見せられて、親しみがわくようなシーンだったので、これから世界中が仲良くやっていくのには、大変よかったのではないかと思っています」

 Q:寺前さんは被爆体験を伝える語り部の活動をしているが、いま、若い世代に伝えたいことは。

 寺前妙子さん「二度と、私たちが経験したことを体験する時代ではなくて、平和をずっと引き継いでいくもとでになってもらいたいと思っています」

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