大韓機 鳥などエンジンに入った形跡なし
羽田空港で、大韓航空機のエンジンから出火したトラブルで、エンジン内部の羽根状の部品が多数折れていたことがわかった。
大韓航空2807便は27日、韓国・金浦に向けて羽田空港を離陸しようと滑走していたところ、左エンジンから出火して緊急停止した。このトラブルで乗客・乗員319人が緊急脱出し、そのうち19人がケガをした。
国の運輸安全委員会が28日、火が出たエンジンを調べたところ、エンジンの内部で回転する「タービンブレード」という羽根状の部品が多数折れていたことがわかったという。
運輸安全委員会・調査官「ブレードがかなり損傷して折れて、壊れている状況を確認しました。なぜ壊れたかについては、これから調査いたします」
鳥などがエンジン内部に入った形跡はなかったということで、運輸安全委員会は、引き続き、タービンブレードが折れた原因を調べることにしている。