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東京五輪の追加種目 “一括で採決”へ

2016年6月2日 6:13
東京五輪の追加種目 “一括で採決”へ

 東京オリンピックの追加種目を決める方法が提案されている5競技18種目を、一括して採決する方法に決まった。これで、「野球・ソフトボール」のオリンピック復活に向け大きく前進した。

 国際オリンピック委員会、スポーツディレクター「東京が提案した5競技18種目をパッケージ(一括で)採用することを理事会は全会一致で支持する」

 東京の組織委員会は、東京オリンピックの追加種目に「野球・ソフトボール」「空手」「スケートボード」「スポーツクライミング」「サーフィン」の5競技18種目を提案しているが、IOC(=国際オリンピック委員会)は1日の理事会で、この5競技18種目を一括で採決することを決めた。これで5競技18種目全てが採用される可能性が高まった。

 「野球・ソフトボール」はアメリカ・メジャーリーグの選手の出場が不透明だとして個別で採決された場合、採用が不安視されていて、今回の理事会でもメジャーリーグ選手の不参加が指摘されたということだが、5競技18種目一括での採決が決まったことで「野球・ソフトボール」も採用される可能性が高まった。

 追加種目を決める採決は8月のIOC総会で行われるが、今回の決定で「野球・ソフトボール」の3大会ぶりの復活に向け大きく前進したと言える。