寒冷前線による雨雲が関東付近を通過中で、関東南部では局地的に雨雲が発達しています。また、雨がやんだあとは日差しが戻り、一気に気温が上がる予想です。

■一時的な強い雨や雷に注意

22日午前11時現在、日本海を進む低気圧からのびる寒冷前線による雨雲が関東付近を通過中です。この雨雲によって、22日朝、静岡県の伊豆市土肥では、1時間に40.0ミリの激しい雨が降ったほか、神奈川県の三浦でも、午前10時20分までの1時間に36.0ミリの激しい雨を観測しています。

東京都心でも一時本降りの雨となりましたが、現在はすでにやんでいます。ただ、房総半島付近には発達した雨雲があり、局地的に雨が強まっているとみられます。

この雨は長い時間続くものではありませんが、昼すぎまでは一時的に雨が強まり、雷雨になる所もあるでしょう。

■関東北部では午後も所々で雨や雷雨

一方、関東北部では午後もあちらこちらで雨雲が発生し、雨や雷雨となるでしょう。

局地的には1時間に50ミリの非常に激しい雨も予想されています。

激しい雨や非常に激しい雨が降ったときは、降った時間が短時間であっても道路やアンダーパスなどが冠水することがあります。

道路の状況や浸水害、土砂災害などに十分注意するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

■関東南部は次第に天気回復　午後は厳しい暑さに

予想最高気温の分布（22日午前11時気象庁発表）

雨雲が抜けると、関東南部では次第に日差しが戻り、気温が一気に上昇する見込みです。

東京都心の最高気温は32℃の予想ですが、天気の回復具合によってはさらに気温が上がる可能性もあります。

雨上がりで湿度も高く、かなり蒸し暑くなることが予想されますので、熱中症には厳重な警戒が必要です。