舛添知事を徹底追及へ…集中審議ポイントは
政治資金の使い方など一連の疑惑について東京都議会は13日午後、総務委員会に舛添知事を呼んで集中審議を行う。
集中審議は午後2時半から行われ、各会派で選ばれた議員が約4時間半にわたって知事に質問をする。審議の議題は、「海外出張にかかる旅費」「公用車の運用」「政治資金の使い方」の3点。議員側はこれまでの代表・一般質問で、知事の説明が不十分な点や矛盾している点を中心に質問する予定。例えば、木更津のホテルにいたとしている「出版会社の社長」の実名や政治資金で購入した美術品のリストや保管場所などについて、これまで以上に追及する方針。
また、一問一答という形式を生かし舛添知事が質問の一部に答えなかったり、答えづらい質問に触れなかったりした場合も厳しく対応する構え。
一方、舛添知事は午前11時頃に登庁した際、「集中審議にはどのように臨まれますか」という質問に「しっかり対応致します」と応じた。
舛添知事は13日、自ら「ラストチャンス」として答弁に立つ。ただ、共産党など一部の野党が不信任決議案を提出することを決めており、与党の中からも避けられないという意見が出ている。13日の答弁次第では、不信任に向けた動きが加速する可能性もあり、舛添知事には調査結果の内容以上のことを都民の理解が得られるよう自らの言葉で真摯(しんし)に説明することが求められている。