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警視庁、大学生らと痴漢撲滅キャンペーン

2016年6月15日 3:47

 警視庁は14日、多くの大学が集まる東京・文京区で、地元の大学と協力して痴漢撲滅キャンペーンを行った。

 キャンペーンは警視庁大塚署が企画したもので、警察官や地下鉄職員のほか、地元の拓殖大学の大学生らも参加した。大学生らは大学近くの地下鉄・茗荷谷駅で、通勤・通学する人たちに「チカンは犯罪です」と書かれたチラシやティッシュを配り、痴漢撲滅を訴えた。

 去年、都内の電車や駅構内で検挙された痴漢は約1400人に上るが、大学生が狙われるケースも多くみられるという。大塚署の福田敬署長は「被害は氷山の一角。泣き寝入りせず、痴漢は許さないという強い気持ちを常に持ってほしい」と女子学生らに呼びかけた。