電車内の痴漢から身を守るため、警視庁は９日、東京・昭島市の駅で女子高校生を対象に護身術の講習会を開いた。

　痴漢撲滅キャンペーンの一環として行われた講習会には、昭島市の女子高校生ら約２０人が参加した。生徒らは痴漢役の女性警察官を相手に、手をつかまれたり抱きつかれたりした際の振りほどき方などを学んだ。

　講習終了後、生徒らは駅の職員らと共にＪＲ拝島駅で「チカンは犯罪です！」と書かれたリーフレットを配り、痴漢の撲滅を訴えた。

　警視庁によると、都内での電車や駅構内での痴漢の検挙数は、年間約１４００件に上るということで、警視庁はこういった呼びかけなどを通じて痴漢撲滅を図っていきたいとしている。