女性暴行殺害に抗議 間もなく沖縄県民大会
沖縄で20歳の女性を殺害したとして元アメリカ海兵隊員の男が逮捕された事件を受け、沖縄では19日、被害者を追悼し、海兵隊の撤退を求める大規模な県民大会が開かれる。会場から佐藤拓記者が伝える。
会場となる那覇市の奥武山公園には、午後2時の開会を前に参加者が徐々に集まってきた。亡くなった女性に哀悼の意を示すため、黒い物を身につける人の姿も見られる。数万人の参加が見込まれている。
19日朝、被害女性が遺棄された恩納村の現場には、大会に参加する前に献花に訪れる人もいた。
沖縄に住む大学生(21)「(被害者は)これからのことも考える時期だったと思う。殺されたのはすごく悲しい」
大会では、日米両政府に対し、被害者遺族への謝罪と補償に加え、アメリカ軍普天間基地の閉鎖・撤去と県内移設の断念、海兵隊の沖縄からの撤退、日米地位協定の抜本的改定などを求める決議が採択される予定。
県政野党の自民党などが大会参加を見送り、超党派での開催にはならなかったが、これまでで最大規模の抗議集会となる見通し。