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伊方原発3号機 核燃料の装てん始まる

2016年6月24日 22:56
伊方原発3号機 核燃料の装てん始まる

 愛媛県伊方町の伊方原発3号機で、原子炉に核燃料を装てんする作業が24日午前、始まった。四国電力は、来月26日の再稼働を目指している。

 四国電力は、24日午前9時から、伊方原発3号機の燃料プールに保管している核燃料を、クレーンなどを使って原子炉に装てんする作業を始めた。

 伊方原発3号機では、ウラン燃料と使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを混ぜたMOX燃料を使って、プルサーマル発電を行う。

 四国電力では4日間かけ、MOX燃料16体を含む157体の核燃料を原子炉に装てんするということで、その後の原子力規制庁の検査などが順調に進めば、来月26日に再稼働させる計画。

 東日本大震災後、プルサーマル発電の原発は福井県の高浜原発3・4号機が再稼働したが、司法判断などで現在運転を停止しているため、伊方原発3号機が再稼働すると、全国唯一のプルサーマル発電となる。