5月の有効求人倍率 24年ぶりの高水準
職を求める人1人あたり、どれくらいの求人があるかを示す5月の有効求人倍率は、24年ぶりの高水準となった。
厚生労働省によると、5月の有効求人倍率は1.36倍と、4月より0.02ポイント上昇し、1991年10月以来24年7か月ぶりの高水準だった。医療・福祉や飲食業などの求人が増加している傾向が続いている。全国的に求人が増えたが、特に東京都では2.03倍となり1974年6月以来41年ぶりの高い水準だった。
一方、総務省統計局が1日朝に発表した5月の完全失業率は、3.2%で、3か月続けて同じ水準だった。産業別の就業者数では男女とも、「医療・福祉」、「金融・保険業」が、前の年の同じ月に比べて特に増えている。