シカ用の罠にツキノワグマ 鳥取県智頭町
鳥取県智頭町の山の中で4日朝、シカ用の罠(わな)にクマがかかっているのが見つかった。ケガ人などはいなかった。
4日午前8時ごろ、鳥取県智頭町穂見でシカ用のくくり罠にクマがかかっていると町役場に連絡があった。クマは体長約1メートル30センチ、体重約40キロのメスのツキノワグマだった。駆けつけた鳥取県の担当者がクマに麻酔をかけ、おりの中に閉じ込めたあと、山奥に放したという。
鳥取県内では4月から6月にかけてのクマの出没情報が、29件だった去年よりも11件多い40件に上っている。今の時期はオスグマがメスグマを求めて活発に動き回るとされていて、鳥取県は注意するよう呼びかけている。