熊本県は、大気の状態が非常に不安定な状況が続き、断続的に雨が降っている。引き続き非常に激しい雨が降るおそれがあり、熊本県内では約２０万人に避難勧告が出されている。

　梅雨前線に向かって温かく湿った空気が流れ込み、九州北部地方は、大気の状態が非常に不安定となっている。１３日午後３時過ぎには、熊本県甲佐町で１時間に４５．５ミリの激しい雨を観測した。

　梅雨前線は１４日朝にかけて南下する見込みで、熊本県では、引き続き非常に激しい雨が降るおそれがある。

　予想雨量は、多い所で１時間に７０ミリと見込まれていて、現在、熊本県内全域に大雨洪水警報が、県の北部を中心に土砂災害警戒情報が発表されている。

　熊本県内では８０００人余りに避難指示が、約２０万人に避難勧告が出されている。

　気象台は、地震で地盤の緩んでいる所があり、土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけている。