福知山線事故 現場マンションの解体始まる
兵庫県のJR福知山線脱線衝突事故で、現場マンションの一部を保存するため、JR西日本は27日朝からマンションの解体工事を始めた。
27日午前10時、施工業者の関係者約30人が、マンションの解体工事を始めた。2005年に起きたJR福知山線脱線衝突事故では乗客106人が死亡、事故の傷痕が残る現場マンションを巡っては、JR西日本が遺族からアンケートを採るなどし、4階から上の部分を取り壊し、慰霊施設として保存する計画に7割以上が一定の理解を示したとして、今年1月から周辺の整備工事を進めていた。
計画ではマンションの解体に半年ほどかかり、2年後に慰霊施設が完成する予定。