年金 積立金運用5兆3098億円の赤字に
私たちに支払われる年金の一部となる「積立金」の運用状況が昨年度、5兆3000億円あまりの赤字だったことがわかった。
国にかわって年金の積立金を運用している団体・GPIFは29日、年金積立金の運用が、昨年度3.81%(5兆3098億円)の赤字だったと発表した。去年夏の世界的な株安などが影響したもので、単年度の赤字は5年ぶり。
年金積立金は、昨年度末時点で、140兆6271億円となった。GPIFは、年金積立金を株と債券で運用しているが、透明性を高めるため、今回初めて銘柄が発表され、時価総額の大きい順に国内の株式では、トヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループ、海外の株式では、アップル、エクソンモービルなどに投資したことがわかった。