伊方原発3号機12日に再稼働へ 四国電力
四国電力は、機器のトラブルにより再稼働の日程が延期されていた愛媛県の伊方原発3号機を、今月12日に再稼働させると発表した。
伊方原発3号機の再稼働をめぐっては、四国電力は先月26日を目指していたが、原子炉に一次冷却材を送るポンプのトラブルのため、延期となっていた。
四国電力によると、部品の取りかえ工事を終え、原子力規制庁や愛媛県との調整を進めた結果、今月12日に再稼働させることを決めた。再稼働後は、13日に核分裂が安定して持続する臨界に達し、15日に発送電を開始する見通し。
来月上旬には、原子力規制委員会による最終的な検査を受け、営業運転が再開される予定。
中村知事は四国電力に対し「何よりも安全確保を最優先に慎重に取り組み、起こった事象を決して隠さない、えひめ方式を徹底してほしい」とコメントしている。