翁長知事が国の姿勢批判 国が沖縄を再提訴
基地をめぐり、再び国と沖縄県の法廷闘争になっている。
沖縄のアメリカ軍普天間基地移設をめぐり、辺野古埋め立て承認の取り消し処分を撤回しないのは違法だとして、国が再び沖縄県を訴えた裁判の第一回口頭弁論が、5日午後、福岡高裁那覇支部であった。
翁長知事は法廷で意見陳述し、「自国の政府に、ここまで一方的に虐げられる地域が、沖縄県以外にあるでしょうか」などと、国の姿勢を批判した。
移設をめぐる国と沖縄県の裁判は、訴訟合戦の末、今年3月に一旦和解したが、協議での解決を求める県側に対し、国があらためて提訴していた。
裁判は次回で結審し、9月16日に判決が言い渡される。