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伊方原発3号機が再稼働 5年4か月ぶり

2016年8月12日 18:18
伊方原発3号機が再稼働 5年4か月ぶり

 愛媛県の四国電力・伊方原発3号機は12日午前、再稼働した。

 12日午前9時、伊方原発の中央制御室では、核分裂反応を抑える制御棒を引き抜く操作が行われ、原子炉が起動した。3号機が稼働するのは、2011年4月に運転を停止して以来、約5年4か月ぶり。

 国の新しい規制基準のもと、鹿児島県の川内原発1、2号機、福井県の高浜原発3、4号機が再稼働したが、高浜原発は裁判所の判断により運転を停止しているため、これで、日本で稼働している原発は3基となる。

 伊方原発のゲート前では、再稼働に反対する市民グループらが、菅直人元首相と共に抗議活動を行った。

 菅元首相「逃げられないんですよ、この場所は。メルトダウンが始まる、どうやって海に逃げるのか、じゃあ陸の側に逃げようと思ったら、この原発のそばを通らなきゃいけない。逃げることができない原発なんですよ、この立地そのものが」

 伊方原発3号機は、13日朝には核分裂が安定した状態で続く「臨界」に達し、15日に一般家庭への送電を開始する計画。