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伊方原発3号機「臨界」 トラブル“なし”

2016年8月13日 13:08
伊方原発3号機「臨界」 トラブル“なし”

 12日に再稼働した愛媛県の四国電力・伊方原発3号機は、13日朝、核分裂が安定した状態で続く「臨界」に達した。四国電力では15日午後にも一般家庭への送電を開始する計画。

 伊方原発3号機は12日午前9時に中央制御室で核分裂反応を抑える制御棒を引き抜く操作が行われ、約5年4か月ぶりに原子炉が起動した。四国電力によると、再稼働した3号機は13日午前6時半に核分裂が安定した状態で続く「臨界」に達したという。また、これまでのところトラブルなどはないという。

 四国電力は今後、3号機の原子炉の熱出力を徐々に上げていき、15日午後には一般家庭への送電を開始する計画。そして、来月7日にも原子力規制委員会による最終的な検査を受け、営業運転が再開される予定。