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台風第7号 暴風域を伴い北海道に上陸へ

2016年8月17日 16:28

 気象庁によると、台風第7号は、暴風域を伴ってまもなく北海道地方に上陸する見込み。北日本では、17日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫、暴風や高波、高潮に厳重な警戒が必要。

【気象庁の発表内容は以下のとおり】

[台風の現況と予想]
 台風第7号は、17日15時には、八戸市の東北東約110キロにあって、1時間におよそ60キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心の東側110キロ以内と西側40キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
 台風は、中心から東側で暴風域が広いことが特徴です。台風は今後も北上を続け、暴風域を伴ってまもなく北海道地方に上陸し、18日朝までにはオホーツク海で温帯低気圧となるでしょう。
 また、東日本から北日本にかけて前線がのびており、前線に向かって湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっています。

[防災事項]
<大雨>
 北日本では、台風や前線の影響で局地的に非常に激しい雨が降っており、土砂災害の危険性が高まっているところがあります。
 台風の北上に伴い、東北地方では17日夕方にかけて、北海道地方では17日夜遅くにかけて、雷を伴った1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り大雨となるでしょう。局地的には、猛烈な雨の降るおそれもあります。

 18日18時までの24時間に予想される雨量は、北海道地方の多いところで150ミリの見込みです。

 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に厳重に警戒してください。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

<暴風・高波>
 三陸沖では、猛烈な風が吹き、猛烈なしけとなっています。
 北日本では、17日は、海上を中心に猛烈な風が吹き、海は猛烈なしけとなるでしょう。

 18日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
   北海道地方          30メートル(40メートル)
   東北太平洋側         25メートル(35メートル)
 18日にかけて予想される波の高さは、
   北海道太平洋側         9メートル
   東北太平洋側          8メートル
の見込みです。
 暴風やうねりを伴った高波に、厳重に警戒してください。

<高潮>
 北海道地方では、17日は、台風の接近により潮位の高くなるところがあるでしょう。海岸や河口付近の低地では高潮による浸水や冠水に警戒してください。

[補足事項]
 今後の台風情報や、地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報等に留意してください。
 次の「台風第7号に関する情報(総合情報)」は17日23時頃に発表する予定です。

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