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三反園知事が川内原発周辺を視察 鹿児島

2016年8月19日 16:07
三反園知事が川内原発周辺を視察 鹿児島

 今年7月に初当選した鹿児島県の三反園知事は、九州電力に川内原発の一時停止を申し入れるのを前に、原発で事故が起きた際の避難計画の実効性を確認するため、19日、原発周辺を視察した。

 川内原発周辺の視察は、19日午前6時半から始まった。鹿児島県の三反園知事は、原発から約11キロにある、いちき串木野市の荒川地区を訪れ、川内原発で事故が起きた際に使用する避難道路を確認した。

 このあと原発から5キロ圏内に位置する薩摩川内市の住民や介護施設の職員と意見交換。その中で住民からは、避難道路が一本しかない場所もあり、新たに道路の整備を求める声などがあがった。

 三反園訓知事「道幅の問題、道路を広げるということでも、まだ進んでいない所もたくさんあることが分かったので、それに関しては早急な対応が必要だなと改めて認識いたしました。避難計画の問題も含めて、もう一回見直す必要があるかなと思う」

 三反園知事は、19日一日かけて34か所を視察する予定で、今回の結果を踏まえ、今月下旬から来月上旬に川内原発の一時停止を九電に申し入れる方針。