バス事故 遺族会が旅行業協会と意見交換
長野県軽井沢町でスキーツアーバスが転落し41人が死傷した事故で、事故の再発防止を求める遺族会が、旅行業協会と意見交換を行った。
都内で行われた1日の会合には、遺族会のメンバーらと旅行業協会の幹部らが参加し、意見交換を行った。会合で遺族会側は、バス運転手の過酷な業務につながる旅行会社からバス会社へ下限割れ運賃での発注がないよう指導してほしいと旅行業協会側に求めた。
これに対し旅行業協会側は、下限割れ運賃での発注がないよう指導するとした一方で、旅行会社から委託されてバスの手配などを行う仲介業者の規制については難しいとの認識を示した。
全国旅行業協会・国谷一男副会長「(仲介業者は)なかなか自由な商売で、我々が協会として規制したり、指導していくのは到底できません」
旅行業協会側としては、仲介業者については、国による法規制や監査の強化を求めていく考えを示した。