バス事故説明会に元社員出席せず…怒りの声
乗客乗員15人が死亡した長野県軽井沢町のスキーツアーバス事故で、バス会社とツアー会社による遺族らへの説明会が初めて行われたが、運行管理者だったバス会社の元社員は出席せず、遺族らからは怒りの声があがった。
説明会には、遺族や被害者のほか、ゼミ生4人を亡くした法政大学の尾木直樹教授らが出席した。この中で、バス会社「イーエスピー」とツアー会社「キースツアー」に、事故当時の運行管理や安全管理の実態などについて説明を求めたが、「イーエスピー」の元運行管理者・荒井強氏は出席せず、遺族らからは怒りの声があがった。
遺族会代表・田原義則さん「一番残念だったのは、荒井さんがきょう来なかったので、確認を直接できなかったのがとても残念です」
荒井氏は既に「イーエスピー」を退職している。遺族会は今後、荒井氏が事故当時の運行管理などについて説明するよう「イーエスピー」に求めていくことにしている。