台風9号接近 仙台市から最新情報
気象庁によると、台風9号は22日午後10時半現在、仙台市付近を1時間に約35キロの速さで北北東へ進んでいる。仙台市宮城野区のミヤギテレビ本社前から外賀幸一アナウンサーが伝える。
台風9号の接近に伴い、宮城県内では22日夕方から大荒れの天気となっていて、広い範囲で土砂災害警戒情報が出されている。このうち、県南部の蔵王町では、午後7時40分に土砂災害の恐れがある町内の一部、1425世帯に避難勧告を出している。
この他、11の市と町で、これまでに避難所を開設して住民の受け入れを行っている。
また、消防によると、午後8時半頃、宮城野区内でトラックが風にあおられて横転し、運転していた男性がケガをして救急搬送されたという。
ミヤギテレビの取材では、午後10時までに冠水や倒木などで少なくとも消防が20件、出動している。
宮城県内のJR在来線は軒並み台風が近づく前の午後3時頃から段階的に運転を見合わせた。仙台駅で取材したところ、利用客は高速バスや、動いていた東北新幹線を利用して家路についた。23日は始発列車から運転するということだが、安全確認のため速度を落として運転する列車もある見込み。