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水害経験踏まえ…常総市の全小中学校で訓練

2016年9月1日 20:43
水害経験踏まえ…常総市の全小中学校で訓練

 「防災の日」の1日、1年前に鬼怒川の堤防が決壊して大きな被害が出た茨城県常総市では、市内すべての小中学校で水害を想定した防災訓練が行われた。

 常総市立大生小学校は、去年9月の水害で約2か月間校舎が使えなくなり、プールなどは現在も復旧が手つかずのまま。訓練では、子供たちがグループに分かれ、被災経験を踏まえて水害を想定したワークショップが行われた。

 「家で留守番中、川が増水した。防災無線は避難するように呼びかけているが、母親が『もうすぐ帰宅する』と言っている。1人で避難するか、親を待つか」といった課題に対し、子供たちは保護者と共に地域のハザードマップを見ながら、真剣に意見を交わしていた。

 参加した親子「どう逃げればいいか分かるから、いいと思う」「友達の意見を聞いて、こっちの方がいいと思うこともあった」

 大生小の浅岡国夫教頭は、「自分の命を守るため、とっさに正しい判断ができるよう、今後も訓練を続けていきたい」と話している。

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