首都直下地震の発生を想定した大規模な訓練が４日、東京スカイツリーなどで行われた。

　訓練は、東京湾北部を震源とするマグニチュード７．３の首都直下地震が発生し、墨田区や葛飾区で震度６強を観測した想定で行われ、約７０００人が参加した。

　４年後のオリンピックも見据え外国人観光客の避難対策が課題となっていて、墨田区の東京スカイツリーでは、自動翻訳機能がついたメガホンで外国人を地上に誘導する訓練も行われた。

　また、葛飾区では救助隊員がすぐに駆けつけられないことを想定して住民同士が協力して避難する訓練が行われたほか、レスキュー隊員らが倒壊した建物から閉じ込められた人を助け出す訓練も行われた。

　視察した小池都知事は「地震は起こるものだという想定で防災機能を高めていきたい」と述べた。