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台風 5日にかけ九州北部に接近、上陸か

2016年9月3日 23:12

 気象庁によると、強い台風第12号は、九州南部の西海上を北上しており、4日から5日にかけて九州北部地方に接近し、上陸するおそれがある。西日本を中心に、暴風に厳重に警戒し、高波、低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水やはん濫に警戒が必要。

<気象庁の発表内容は以下のとおり>
[台風の現況と予想]
 強い台風第12号は、3日22時には枕崎市の南南西約80キロにあって、1時間におよそ10キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径40キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
 台風は九州南部の西海上を北上しており、九州南部が暴風域に入っています。台風は、強い勢力のまま4日から5日にかけて暴風域を伴い九州北部地方にかなり接近し、上陸するおそれがあります。

[防災事項]
<暴風・高波>
 九州南部が暴風域に入っており、海上では猛烈な風が吹き大しけとなっています。台風の接近に伴い、九州南部では4日夜遅くにかけて、九州北部地方では4日夕方から5日にかけて、海上で猛烈な風が吹き、大しけとなるでしょう。
 
 4日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  九州南部、九州北部地方 35メートル(50メートル)
 4日にかけて予想される波の高さは、
  九州南部・奄美地方、九州北部地方     7メートル
の見込みです。

 暴風に厳重に警戒し、うねりを伴った高波に警戒してください。

<大雨>
 台風の接近に伴い、九州南部では4日夜遅くにかけて、九州北部地方では4日昼過ぎから5日にかけて、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局地的には猛烈な雨の降る所があるでしょう。
 台風から離れた四国地方から東海地方でも5日にかけて南から温かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定となり、大雨となる所がある見込みです。

 5日0時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で
  九州南部              250ミリ
  九州北部地方、四国地方、東海地方  150ミリ
 6日0時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で
  九州北部地方、中国地方、四国地方  100から150ミリ
  近畿地方               50から100ミリ
の見込みです。
 
 低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水やはん濫に警戒してください。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合は、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項]
 今後の台風情報や地元気象台の発表する警報や注意報、気象情報等に留意してください。
 次の「平成28年 台風第12号に関する情報(総合情報)」は4日5時頃に発表する予定です。