教科書不正問題“検定不可制度”導入を検討
複数の教科書会社が検定中の教科書を学校側に見せて謝礼を渡すなど不正を行っていた問題を受け、文部科学省が不正を行った会社には教科書検定への申請を認めない制度の導入を検討することがわかった。
文科省は、一連の教科書会社の謝礼問題を受け、教科書会社が検定中の教科書を教員らに見せ、金銭や物品を提供するなど学校側の教科書選定に影響を及ぼすと考えられるケースについて、その会社には教科書検定への申請を認めない制度の導入を検討しているという。検定への申請が認められなければ、その会社は教科書が発行できなくなる。
文科省は、来年夏の改正を目指し、再来年の小学校向けの検定から導入を検討していて、8日に開かれる有識者会議に対し具体的な制度の設計を要請する。