豊洲市場 基準値超えるベンゼン検出されず
豊洲市場で土壌汚染対策の「盛り土」が行われていなかった問題で、東京都が地下の床にたまっている水を調査した結果、現時点で環境基準値を超えるベンゼンは検出されていないことが分かった。
豊洲市場の主要な建物の地下では土壌汚染対策の「盛り土」が行われておらず、空間の床には水がたまっていて安全性への懸念が出ている。東京都は現在、この水の水質調査を行っているが、関係者によると、今週13日と14日に採取した水を調査した結果、環境基準を超える水準の有害物質ベンゼンは検出されていなかったことが分かった。
都は引き続き調査し、たまった水が雨水なのか地下水なのか詳しく分析することにしている。
一方、共産党都議団も独自で行っている水質調査結果の速報値を、16日夕方にも発表するとしている。