環境基準値超のベンゼン、ヒ素 豊洲初検出
東京都は、豊洲市場の地盤で2年前から継続的に行っている地下水の水質調査の最新の結果を公表し、環境基準値を僅かに超えるベンゼンとヒ素が検出されたと明らかにした。
東京都によると、環境基準値を僅かに超えるベンゼンとヒ素が検出されたのは、今年8月末に、豊洲市場の青果棟の屋外にある3か所の観測地点で採取された地下水。豊洲市場での地下水の調査は、2年前から全9回の予定で継続的に行われていて、今回は8回目の調査だったが、基準値を超える有害物質が検出されたのは初めて。
小池知事はこの2年間の調査を終える前に移転を決めていたことを疑問視し、先月移転の延期を決めていた。