「拉致問題を第一優先に」担当相に申し入れ
北朝鮮が5度目の核実験を行ったことを受け、拉致被害者の家族が16日、「拉致問題を第一優先に取り組んでほしい」などと、加藤拉致問題担当相に申し入れた。
拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表(78)「核とミサイルの解決というのは相当長い時間が必要だろうと。拉致被害者の救出については、この2つの問題と切り離して、第一優先という形をぜひつくっていただいて」
加藤担当相と面会した飯塚代表は、「核問題で世界と連携して北朝鮮に対する圧力を強めつつ、被害者帰国のための実質的協議を進めてほしい」などと申し入れた。
これに対し、加藤担当相は「圧力をてこにしながら、対話の中であらゆる努力を尽くしていく」と述べた。