20年以降 車のライト自動点灯を義務化へ
日没の時間帯に歩行中の高齢者の死亡事故が頻発していることから、国土交通省は、一定の暗さになると車のヘッドライトが自動で点灯する機能を新型の乗用車につけるよう、2020年以降、メーカーに義務づけることを決めた。
国土交通省によると、対象となるのは、2020年4月以降に販売される新型の乗用車と2021年4月以降に販売される大型車。日没の15分前程度の明るさに相当する1000ルクス未満になった時点で、2秒以内にヘッドライトが点灯する「オートライト」の機能をつけるよう義務づける方針。
去年歩行中に交通事故にまきこまれ死亡した人のうち、65歳以上の高齢者は70%を占め、特に薄暗い日没の時間帯に多いという。
また、無灯火の車との事故も多いことから、国交省はオートライトの義務化で高齢者が車の存在に気づきやすくなり、死亡事故の減少につなげたいとしている。