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豊洲“安全性”検証 都のPTが初会合

2016年9月29日 18:15
豊洲“安全性”検証 都のPTが初会合

 移転が延期となった豊洲市場の安全性などを検討する都のプロジェクトチームの初会合が29日に行われ、今後の調査項目などが話し合われた。

 市場問題プロジェクトチームは、豊洲市場の移転延期を決めた小池知事が安全性や事業費用の妥当性を検証するために設置したもので、環境や土木、建築などの専門家8人で構成されている。

 29日の初会合では、築地市場から豊洲市場に移転が決まった経緯や土壌汚染対策や総事業費などについて確認が行われた。その中で、建築や土木の専門家のメンバーからは、「技術者からみれば、盛り土ではなく地下空間にしたことは、コスト面からも安全面からも理解できる」との意見も出た。

 市場問題プロジェクトチーム・小島敏郎座長「(豊洲市場には)これだけのお金をかけているわけですから、色んな問題があれば今のうちに全部出して、全部解決した上で、希望を持って移転できるとならないとうそだと思う」

 プロジェクトチームでは今後、施設の使い勝手や移転する業者への負担なども検討することにしていて、来月後半に行われる次回は、建物の構造や耐荷重についての議論をする予定で、建物の設計を行った日建設計の担当者を呼ぶことも検討しているという。