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盛り土問題 小池知事、専門家会議再招集へ

2016年9月15日 12:26
盛り土問題 小池知事、専門家会議再招集へ

 築地市場の移転先となる豊洲市場で土壌汚染対策の「盛り土」が行われていなかった問題で、現在、地下の空洞にたまっている水は先月までの3か月の間にたまったとみられることが分かった。小池知事は、盛り土の工事を提言した専門家会議を再招集する考えを明らかにした。

 豊洲市場で土壌汚染対策のために行ったと説明していた盛り土の部分は、現在、地下の空洞となっており、水がたまっている。この水について、現在たまっている水は、先月までの3か月の間にたまったとみられることが東京都への取材で分かった。

 東京都によると、建物はまだ外の工事が終わっていないため、これまでも水がたまることはあったが、業者が排水していたため、今年5月に業者から都に引き渡された時は、水はたまっていなかったという。

 しかし先月、台風が相次いだことなどから、職員が点検のため入ったところ、水がたまっていたという。地下の水について、都は雨水と推測しているが、安全性について調べることにしている。

 一方、リオパラリンピックの閉会式に出席するためブラジル・リオデジャネイロへ向かう小池知事は、羽田空港で記者団に対し、盛り土の工事を提言した専門家会議を再招集する考えを明らかにした。

 小池都知事「専門家会議の再招集の打ち合わせをして、できるだけはやく立ち上げをすると」

 小池知事は14日、専門家会議の座長だった平田氏と打ち合わせし、ほぼ同じメンバーで専門家会議を行うことにしたという。