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小池都知事初の代表質問 議会側と本格論戦

2016年10月4日 16:31
小池都知事初の代表質問 議会側と本格論戦

 東京都議会では、4日、各会派による代表質問が行われている。豊洲市場やオリンピックの問題などで小池知事と議会側の間で本格的な論戦が始まった。

 代表質問は午後1時から始まり最初の質問には、都知事選で小池知事の対立候補を支援した都議会自民党が立った。

 都議会自民党・高木啓幹事長「知事が指摘した都議会のブラックボックスは、どのようなものでどこにあるのか解明されましたでしょうか」

 東京都・小池百合子知事「(日本の政治では)往々にして主権者の目の届かないところで、ある種の力学が働きがちです。(ブラックボックスとは)一般都民の目線では見えづらいところもままあるということを表現したものです」

 高木啓幹事長「(オリンピック会場の)現計画の抜本的見直しが提案されている。連絡すらない突然の発表に関係者の競技団体は大いに困惑し、招致のころから調整を重ね作り上げてきた現計画を尊重してほしいと声が上がりました」

 小池知事「良きレガシーを東京と日本に残すため、開催都市の責任を果たしてまいりたいと思います」

 答弁終了後、高木幹事長は豊洲市場について再質問を行った。

 高木啓幹事長「知事はどのような状況になれば豊洲新市場の安全性が担保されると考えるのか、移転可能になると考えるのか」

 小池知事「移転にあたって安全性を科学的にかつ安心していただけるようにわかりやすく、市場関係者や都民に説明して理解していただく、そして科学的・安全性の確認をした上で理解を得た上で総合的に判断したい」

 代表質問は午後8時まで続く。