川内原発1号機 新規制基準で初の定期検査
去年、再稼働した鹿児島県の川内原発1号機で、新たな規制基準のもとで初めてとなる定期検査が始まった。
川内原発1号機は去年8月に、原発の新たな規制基準のもと全国で初めて再稼働した。再稼働後初めてとなる定期検査は、6日午前1時に、送電を停止させて始まった。約5時間後の午前6時20分過ぎには、原子炉が停止した。
定期検査では、原子炉や蒸気タービンなど9つの設備を検査するほか、核燃料157本のうち約3分の1を交換する。定期検査は約3か月にわたって行われ、順調に進めば12月8日頃には原子炉を起動し再稼働する予定。
川内原発をめぐっては先月27日から、鹿児島県の三反園知事の要請に基づいて熊本地震の影響がないかを調べる特別点検も行われていて、三反園知事が、九州電力の点検をどのように評価するか注目される。