宮城県知事“五輪施設に仮設住宅再利用を”
東京都の調査チームが東京オリンピック・パラリンピックのボートとカヌー会場の宮城県への変更を提案していることについて、宮城県の村井知事が、選手の宿泊施設として震災の仮設住宅の再利用を小池知事に提案することが分かった。
2020年大会のボートとカヌー会場は、東京の臨海部に「海の森水上競技場」を新たに建設する予定だが、都の調査チームは、コスト削減などを理由に宮城県登米市の「長沼ボート場」への変更などを提案している。
都の関係者によると、宮城県の村井知事はこの変更案を歓迎していて、東日本大震災の被災者が退去した後の仮設住宅を改装し、選手の宿泊先として利用することを検討していることが分かった。村井知事は、12日に小池知事と面会する際にこれを提案するという。