東京オリンピック・パラリンピックの費用などを検証していた東京都の調査チームが２９日、調査結果を小池知事に報告した。調査チームは総費用が３兆円を超えるとして会場計画の見直しなどを提案している。

　小池知事「（今回の報告は）東京２０２０に向けたベースになるものだと思っております」

　調査チームの報告では、総費用は当初の約４倍の３兆円を超える可能性があるとした上で、コストを削減するために「海の森水上競技場」「アクアティクスセンター」「有明アリーナ」の３会場の建設計画を見直し、既存の施設に会場を変更したり規模を縮小したりする案などを示した。

　報告を受けた小池知事は、見直しをするかどうかを早急に検討するとしている。

　小池知事「（報告は）大変重く受け止めさせていただいた。しっかりとチェックし直していくことに役立てたいと思う。負の遺産を都民に押しつけるわけにはいきませんので」