阿蘇市“爆発的噴火”後片付けに追われる…
8日未明、阿蘇中岳で36年ぶりに爆発的噴火があった。熊本県阿蘇市では9日も火山灰を洗い流すなど後片付けに追われる人の姿が見られた。
阿蘇市では噴火後、市内12か所に設置された避難所が、9日午前8時に全て閉鎖された。また、8日に阿蘇市など最大2万7300戸で発生した噴火の影響とみられる大規模な停電は9日未明に復旧した。
福岡管区気象台によると、8日未明の爆発的噴火以降、阿蘇中岳では噴火が観測されていない。火山性微動も振幅が小さい状態が続いているという。噴火警戒レベルは入山を規制する「3」が継続されていて、火口から半径約2キロから4キロ以内への立ち入りが規制されている。
気象台は、今後も噴火に伴う噴石や火砕流が発生する可能性があるとして警戒を呼びかけている。