高齢者の一部 体力や運動能力が過去最高
スポーツ庁の調査で昨年度、高齢者の一部で体力や運動能力が過去最高となったことがわかった。
6歳から79歳までの男女を対象にした体力・運動能力調査によると、運動能力はほとんどの年代で、緩やかな向上傾向にある。特に65歳から69歳の女性と75歳から79歳までの男女は、過去最高の結果となっている。その背景についてスポーツ庁は、この世代は1964年の東京オリンピックのころに運動をする習慣が根付いた人が多く、4年後のオリンピックに向け再び運動をする機運が高まったのではないかと分析している。
一方で、30代の女性では全体的に低下傾向がみられ、理由として仕事が忙しくライフスタイルが乱れたり、運動をする習慣が減ったりしていることなどを挙げている。