皇室用の農産物などを生産する「御料牧場」の見学会が行われた。一般に向けた公開は１４日が初めて。

　宮内庁が管理する栃木県の御料牧場では、１４日午前、はがきによる募集に当選した約４０人が参加して見学会が行われた。「御料牧場」は、皇室用の馬を飼育している他、皇室で食される農産物、宮中晩さん会や園遊会で使用する食肉や乳製品などを生産している。参加者たちは厩舎（きゅうしゃ）で馬を見たあとバスに乗車し、牧場職員から説明を受けながら、１時間半ほどの見学を楽しんだ。

　参加者「庭がとてもきれいでびっくりしました」「感動しました。見られてとてもよかったと思います」

　これまでは近隣の住民に限って見学会が行われていたが、政府が進める国の施設の公開拡大の方針を受け、１４日初めて、一般に向けて公開された。