拉致問題の早期解決を 米子市で集会
北朝鮮による拉致問題の早期解決を訴える集会が15日、鳥取県米子市で開かれ、拉致被害者家族である米子市の松本孟さんが、妹の早期帰国を求めた。
拉致問題の早期解決を願う国民のつどいは、政府と鳥取県が開いたもので、加藤勝信拉致問題担当相が出席した。会では、鳥取県米子市の拉致被害者・松本京子さんの兄・孟さんのほか、県内の2人の特定失踪者の家族がそれぞれ早期の帰国を訴えた。
松本孟さん「必ずこの日本に連れて帰らなければいけません。私どもは諦めるわけにはいかないんです」
また、集会に合わせて加藤大臣は、松本京子さんが39年前に拉致されたとみられる米子市内の海岸を訪れ、当時の状況を聞き取った。
視察後、加藤大臣は、「拉致問題は政府が率先して取り組まなければならない課題。早期帰国に向けてあらゆる方策を尽くして道筋を見いだしたい」と述べていた。