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食料不足の声も…避難所で不安な夜 鳥取

2016年10月21日 23:53
食料不足の声も…避難所で不安な夜 鳥取

 21日午後2時すぎ、鳥取県倉吉市や湯梨浜町などで震度6弱を最大震度とする地震があった。倉吉市役所前から「NEWS ZERO」の小正キャスターが伝える。

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 倉吉市役所庁舎の石造りの階段は、手すりだった部分が崩れ、地面に落ちてしまっている。横から見ると、階段が途中で引き裂かれているのがわかる。

 本来は災害時、この庁舎に災害対策本部が設置されるはずだったが、建物が被災しているため、急きょ、別の場所に設置された。

 駐車場の地面には、今回の地震で新しくできたと思われるヒビ割れがいたるところにある。

 市役所の建物、上の階を見てみると、窓ガラスが砕けてしまっている。いまも電気がついていて、職員の方々が窓に半透明のシートを貼るなど応急処置が行われている。地震の揺れの強さを物語っている。

 夜になってだいぶ気温が下がってきた。現在の気温は10℃ほどで、重ね着をしても寒いと感じるほどだ。

 先ほど、ここから5キロほどのところにある避難所に伺った。小学校の体育館に230人ほどの方々が避難されていた。小さなお子さんを連れたお母さんや、高齢者の方が多くいらっしゃった。私が話を聞いている際にも地震があり、揺れがおさまらないため、みなさん不安そうにされていた。

 避難所では、みなさん、貴重品など一晩過ごすだけのものしか持ってきていないため、食べ物が足りていないという声が出ている。先ほど、支援物資のクラッカーが配布されたが、26枚入りを4人で分けてくださいと指示があった。

 また、お年寄りのなかには、酸素の吸入が必要な方や、トイレの介助が必要な方がいて、医療関係者に相談したいという声もあった。

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