西之島で初の上陸調査 画像公開…鳥や虫は
3年前に噴火した西之島で初めて上陸調査が行われ、その映像が公開された。
今月20日、東京大学地震研究所などの研究チームが小笠原諸島の西之島で撮影した映像では、厚く積もった火山灰の上にカツオドリの一種が巣をつくって子育てをしている様子が確認された。
噴火前には6種類の植物が確認されていたが、噴火の影響で3種類に減っていたという。また、噴火を生き延びたとみられるハサミムシやトンボなど複数の種類の昆虫が見つかったが、噴火の影響で多くの生物が死滅し、生態系は貧弱な状況だったという。
環境省では今後の生態系の回復には渡り鳥が大きな役割を果たすとみていて、今回設置したセンサーカメラなどを使って島の観察を続けるとしている。