地下空間ある状態での安全性議論 豊洲市場
豊洲市場の安全性などを検討する都のプロジェクトチームの会議が行われ、地下空間がある状態での耐震性などについて話し合われた。
25日の第2回市場問題プロジェクトチーム会議には、建物の設計を担当した「日建設計」も出席した。豊洲市場の建物を巡っては、地下空間がある状態での耐震性や床が耐えられる重さについて一部の専門家から構造上の問題を指摘する声も出ていたが、日建設計は25日、設計図などを示して説明した上で「安全性に問題はない」と主張した。
日建設計構造設計グループ・常木康弘代表「豊洲市場の建物は法令を順守するとともに、都が求める安全性を満たしておりますので、安心してお使いいただける建物だと思っております」
これを受け、都のチームは、床が耐えられる重さについては「安全」との見解で一致した。
一方、地下空間がある状態での耐震性については「日建設計は法令は順守している」と認めた上で、「安全性については再度、専門家の間での議論を待つ」とした。
次回の会議では建物の機能などについて話し合われるということで、引き続き日建設計の担当者も出席するという。