豊洲“地下空間”古い盛り土汚染きっかけか
豊洲市場の一部で土壌汚染対策の「盛り土」が行われていなかった問題で、古い「盛り土」の汚染が地下空間をつくるきっかけになった可能性があることがわかった。
建設工事前の豊洲市場予定地には1988年頃から東京ガスや都が行った古い「盛り土」があったが、都が2008年から2009年にかけて調査を行った結果、一部の地点で環境基準値を超えるベンゼンなどが検出された。
原因について当時、「地下水の上昇が影響している可能性がある」とされたことで、都の担当者の間には「盛り土」の安全性に懸念が出たという。
この時期は、地下空間設置が決まった時期と重なっていることから、古い「盛り土」の汚染が地下空間をつくるきっかけになった可能性があるとみられる。